Ultimate mittens

究極のミトン

ミトンとフェティシズムの妖しい関係

手編みのベスト
持て余すヒマの産物、編み込みニット作品1
蟻降るサルスベリ(「おバカのライセンス」参照)に吊しての撮影
 



  

・・・さてさて・・・

    先日、我が家のコタツの上に娘のモノとみられるミトン(親指だけ分かれた手袋)がおいてありました。何気なく手にとって裏返したりして眺めているうちに「そうだ、何も手袋だからって指を5本作らなくてもいいんだ」となぜか感心していました。特別複雑なモノをつかもうというのでなければ親指もなくてもいいんじゃないか、とも思い至りました。要するに靴下風に作ればいいわけです。コレは「究極のミトン」言えるのではないだろうか。コレを商品化すれば売れるかもしれない。「ハイミトン」と名付けよう。
  さらに、両手を一緒に入れてしまうようなミトン、つまりルーズソックスみたいに太い、指なし手袋でもいいんじゃないだろうか。コレを「スーパーミトン」と名付けよう。
  いっそのこと両手ばかりか、両足、全身を入れる寝袋見たいなミトンならさらに便利だ。顔だけ出すミトンだ。コレは「デラックスミトン」と名付けよう。
  そこまでいったらついでだ。顔穴もなくして、巨大なカラ付きの落花生のようなカタチにする。落花生型だから当然、二人で入る。入ったらファスナーで閉める。ここまでいくと本格的な「究極のミトン」と言っても世間は納得するに違いない。コレを「スペシャルミトン」と名付けよう。二人で入れるんだったら、私は是非、美しい女性と入りたい。それでもって、ファスナーを閉めると、当然中は暗い。暗いからモゾモゾしていると、間違って私の手が美しい人の胸に触れるかもしれない。コレはわざと触れたわけではない。ただ構造上、暗いということで、あくまでも不可抗力で触れたのだから、美しい女性も怒ったりはしないと思う。そうなるとだんだんもっと複雑な体勢、或いは体位にもなるかもしれない。或いは成り行きでイケナイ事態にならないとも・・・・・。

  このあたりまで考えて、私はムラムラする自分に気がつきました。何か熱いモノが体の一部分にわき上がってくるようでした。

  その時です、父の太平の眠りを覚ます蒸気船 のように娘がドカドカと部屋に入ってきて「あたしの手袋は?あっ、あった」とミトンをムンズとつかんでガタガタと外に遊びに出ていってしまいました。ボーっとした父を居間に残して・・・。

  この時の連想はこれで中断しましたが、私はいつもこんな連想をしているようです。
ようです、と言うのは連想はするものの、そのほとんどは連想のハシから忘れてしまうからです。何と言っても、こんな妄想と言ってもいいような内容の連想ですから、忘れても何ら支障はありません。むしろ忘れた方がいいような内容です。


  ところが今回はふとしたことで、この連想の内容を思い出したのです。
  先日、街を歩いていた時の事です。道端に片っ方だけのミトンが落ちていました。もとは赤い色だったのでしょうが、たくさんの人に踏まれてかなり薄汚れています。私はなにげなくそれを眺めながら通り過ぎました。その時です、私は急にムラムラして、何か熱いモノが体の一部分にわき上がってきました。私はこの不思議な気分に困惑しました。別に美しい女性に声をかけられたわけでもありません。ただ 道を歩いていただけです。
  アッと思って振り向きました。そこには汚れて又踏みつけられた赤いミトンが転がっています。そして私はすべてを理解しました。先日のミトンの連想を無意識に、それも瞬時にリピートしていたのです。
  「ミトン」〜「ハイミトン」〜「スーパーミトン」〜「デラックスミトン」〜「スペシャルミトン」〜成り行きでイケナイ事態、だったのです。その途中をほとんど意識することなく、ミトン〜即、イケナイ事態ムラムラと迅速、且つ正確に体の変調をもたらしました。その連想のリピートに数秒とかかっていないところなど、人間の持つ潜在的能力の可能性を垣間見た思いがしました。
  この事実を認識したとたん、さっき突然、私の肉体に沸き起こった変調がスーッとなえていくのがわかりました。事実を知れば何と言うこともありません。汚れたミトンは汚れたミトンです。それ以外のナニモノでもありません。ムラムラするいわれはナンモないのでした。

・・・そんでもって・・・

  突然ですが、フェティシズム(fetishism)をご存じでしょうか。日本語では呪物崇拝と訳されていますが、普通には異性の体の一部(足や胸など)や、身に付けるモノ(下着や靴など)で性的に興奮を覚える性倒錯を言うようです。例えば、ミトンに性的満足を得るとするとそれは「ミトンフェチ」と言うことになるでしょう。
  私はこのフェティシズムの原理を発見、その倒錯解消の方法を考えました。名付けて「百舌花式フェティシズム解消法です。これでわけのわからない無駄な興奮をしなくてすみます。

  賢明な読者ならもうおわかりとは思いますが、フェチは連想から始まります(たぶん)。そして連想の途中は忘れて結論だけが結び付きます。「風が吹けば桶屋が儲かる」とは言いますが、途中に目が見えなくなったり猫が減ったりする事に思いをはせることなく「風」即「儲かる」と結びつきます。この「儲かる」に「エッチする」の連想が続いたりすると、風が吹いただけで性的興奮を覚える「風フェチ」となるわけです。(このへんの説明、かなり科学的、納得納得)
  このへんを理解すると解消法も簡単です。興奮するに至った連想を逆にたどっていけばいいわけです。そうすると連想のはじめと終わりには何ら関連がないことに気がつきます。で、気分は急に萎えるわけです。連想はあるいは妄想と言うこともできます。正確には妄想の連続したモノでしょうか。
  さりながら、この解消法にも小さな問題点はあります。何と言っても妄想ですから、100%ろくなモンじゃない。だからさかのぼって思い出すのがヒジョーに困難な場合が多いのです。次々と沸き起こる妄想を憶えていられるものではありません。私も妄想力にかけてはすごい才能を持っていると自負しているのですが、記憶力についてはまったく自信がありません。ミトン妄想の記憶が蘇ったのも手芸遍歴による単なる偶然なのです。この間なんかは犬の糞を見て興奮してしまいましたが、その原因となるモノをさかのぼって思い出すことができない。その前は、自分のオナラに興奮してしまったのに、ゼンゼンさかのぼれなかったし、その少し前に地下鉄の階段を上る時、前を行くミニスカートの女性の太股を見て興奮した時も、悔しいことに何が原因かさかのぼって原因を究明することができなかったのです。
  これからは妄想を起こすときはそのたびにメモしておく必要があるかもしれません。そうすれば、いつ何時の興奮にも対応できるはずです。でもなー、妄想はオナラのようにところかまわずやってきます。トイレの中、電車の中、会議中、すべての妄想のメモをどうやってとるか、今後の課題かもしれません。

なお、これら諸問題が解決したアカツキには、このホームページ「おバカの世界」は消滅するかもしれません。このホームページは、すべて妄想で作られていますから。

ダイジョブ、ダイジョブ、私の妄想に限りはありませんから。
「おバカの世界」がなくなる時は私がオリコウになったときです。
それもまずナイか。(今日も妄想につきあってくれてありがとね)

・・・おまけ・・・

はてはて、私がなぜミトンに見とれたか、と言いますと、実は私は手芸にちょっと興味を持っているのです・・・・・。

現在、私は「ヒマ」に憧れています。ヒマがあったらアレもしよう コレもしようと夢想しています。人間はないモノに憧れるモノのようです。
  ところが昔は有り余るほどのヒマがありました。死ぬほどヒマな時期もありました。学生の時です。「小人閑居して不善をなす」言いますが、人はヒマだとろくなことをしません。(私なんか忙しくてもロクなことしないけど)動物もやっぱりヒマを嫌うようですが、人間はヒマをつぶすことにかけては異常な情熱を持っていて、その為に命を賭けることも辞さないようです。死ぬかもしれないのに、山に登ったり海に潜ったり空を飛んだりします。私も人間と生まれ、その時、ボーダイなヒマを持て余していましたから、命を賭けてヒマつぶしをしたいモノだと思いました。世間の人が思っているように、私もヒマがつぶせるなら死んでもいいと考えたのです。

  ところがいざヒマをつぶそうとすると、山に登る体力がなく、海に潜るほど息が続かず、空を飛ぶ資力がありません。何とか体力資力を使わず、息の切れないヒマつぶしはないモノかと考えていたおりたまたま電車に乗っていると、向かいの席で美しい女性が優雅に編み物をしているのを見たのでした。コレだと思いました。美しい女性のすることでつまらぬことがあるわけがありません。さっそく本屋で手編みの入門書を買い、その説明に従ってデパートで編み棒と毛糸を買い、さっそく編み始めた。とりあえず何回か練習に編んでみて、本格的に何かを編むことにしました。まずは小さなモノからということでベストを編むことに決め(セーターより袖のないだけ楽)柄はスーパーで買ったホウレンソウの缶詰のラベルを模して方眼紙に製図、必要な色数の毛糸を買いたして制作開始。ヒマをつぶすこと1ヶ月、肩は凝ったけど命を落とすこともなく無事できあがったのが始めに掲げた写真です。
  この作品、たまたま「アンアン」という雑誌でやっていた編み込みニットコンクールに応募して佳作、資生堂化粧品セットまでいただきました。その後ニットには飽きて(飽きるのもはやい)次は刺繍を試してたりもしました。下の写真はその頃着ていたシャツの背中に刺したスヌーピーの刺繍です。

スヌーピーの竹馬
刺繍の次はぬいぐるみ。小花柄の子豚のぬいぐるみをたくさん作りましたが、コレは女の子にうけて、どの子も養子に出しましたので1つも手元に残っていません。だいたいこのへんで私の手芸遍歴は終了です。
 


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